猫に合わせたキャットフード選び

血便が出た時のキャットフード

大切な家族の一員である猫が、病気をしたり体調の変化が見られたときはとても心配ですよね。 目に見えて体調が悪そうならば病院に連れて行くことが出来ますが、なかなか気付かずに発見が遅れることもあり得ます。 そうならないためにも日頃の健康チェックは欠かさず行いましょう。

猫のフンで体調をチェック

そこで、日課として行えるのが、猫トイレ掃除のついでのフンの確認です。 毎日確認することで体調の良し悪しが把握出来て、固さや量、回数など少しの変化にも気付いてあげられますね。

そうして確認していると、トイレ砂に血が付いていたり、便に血が混ざっているのを発見することもあります。 人間と同じく、猫も血便が出るのですが、病院に連れて行くべきなのか?食事は今まで通りで良いのか?

いざ、そうなった時にどう対処したらよいのかを知っておきましょう。 不安でいっぱいになると思いますが、猫のためにも冷静に対処してあげてくださいね。

なぜ血便が出るのか、防ぐことは出来るのか

原因は様々で、寄生虫や感染症、熱中症や胃腸炎、キャットフードとの相性なども考えられます。 場合によっては命にかかわるので、原因を調べてもらうためにも血便を持参し病院へ行くことをおすすめします。 寄生虫によるものでは、トキソプラズマ症や鉤虫症で、抗菌薬や駆虫薬を投与し治療します。

トキソプラズマ

トキソプラズマ症の感染源として、トキソプラズマに感染した動物の肉によるものがあるので、食肉を与える場合は充分に加熱するようにしてください。 また、屋外で感染する確率が高いので、室内で飼うことにより感染のリスクは低まります。

鉤虫症

鉤虫症の場合血便は仔猫に多く見られ、鉤虫が内臓を傷付けるほか、体内で産卵します。 卵は仔猫のフンと一緒に排泄されますので、排泄後に卵が孵化しないようにフンを早めに片づけましょう。

猫パルボウイルス感染症

猫パルボウイルス感染症の場合、定期的なワクチン接種で予防は出来るのですが、既に感染してしまった場合は直接の治療薬はありません。 下痢と嘔吐がひどく脱水症状を起こしているときは病院で点滴を受けます。発熱、下痢、食欲不振などのときはそれぞれの症状に応じて対症療法を行っていきます。

熱中症

熱中症による血便は、かなり症状が進行した状態で起こることなので、とにかく体を冷やしながら病院へ急いでください。

胃腸炎

胃腸炎は、ウイルスや細菌の感染、腐ったものや、異物を食べた時などに起こりますので、室内で飼う事で感染や誤食を防ぐことが出来ます。 さらに、仔猫の時期から食事の内容には気を付け、水と食事は常に新鮮なものにしてください。

アレルギー反応

また、キャットフード内の何らかの物質にアレルギー反応を起こし、血便が出ていることがあります。 こういった場合は病院でアレルギーを抑えるための投薬をしたり、原因と思われるキャットフードの中断の指示が出ることもあります。 キャットフード自体をアレルギー対応のものや、猫の体質に合ったものに変えることで血便を防ぐことが出来ます。

治療後の食事、体調管理

素早い処置と適切な治療がなされていれば、快方へ向かっていくでしょう。 定期的にワクチン接種をして、室内で飼うようにしておけば、再度感染することも防ぐことが出来ます。

アレルギーが出たキャットフードは与えない

新鮮で安全な食事内容に気を付け、体調が完全に回復した後も、一度アレルギーが出たキャットフードは与えないようにしましょう。

ストレスの影響が食事に現れる

血便が出た後、それだけでも大抵の猫は体力が落ちています。 そのうえ、投薬や点滴は猫の内臓に負担をかけ、状況の変化にストレスを覚えやすい性質も相まって、猫の身体と神経は非常に敏感になっています。 日頃は食いつきの良い食事でも、食べるのを嫌がったり、食べた後戻したりすることもあるでしょう。

添加物に注意する

治療後のデリケートな体に、添加物の入ったキャットフードをあげることはおすすめできません。 酸化防止剤の中には発ガン性が疑われる化学薬品も入っているからです。

また、特にキャットフード内の添加物や悪質な原材料が原因でアレルギーを引き起こしていた場合は、ただキャットフードを別の銘柄に変えれば良いというだけではありません。 酸化防止剤や防腐剤には、合成の化学薬品ではなく、天然由来のハーブやビタミンCが使われているものが安心です。 また、仔猫の時から無添加で安全なキャットフードをあげることによって、胃腸炎の予防にもなります。

新鮮で安全な原材料を選ぶ

原材料名の記載が「肉(チキン、ポーク)魚(サーモン)」など明確なものを選んでください。 「肉類」「肉副産物」「○○ミール」と記載されるのは、「肉」と書くことが出来ないものが入っているのでとても安全とはいえません。 人間が食べることのない、動物のあらゆる部位を混ぜ合わせたものや、病気や障害、病死、どのような状態の肉が使われていても明記の必要は無く、購入者には分かりません。

血便が出た後は、特に体に気を付けてあげたい時期ですので、猫の小さい体に負担の無い安全なキャットフードを選びましょう。

猫は防御本能から、周りに弱っていることを勘付かせまいと、痛い、苦しいなどの症状があってもそれを表に出さない動物です。 小さな変化に気付いて守ってあげられるのは、飼い主だけです。

もし、血便が出ても早い段階で正しい対応をすれば、また元気になった猫と楽しく過ごすことが出来るのです。